11月 バンビだより
バンビまつりにご参加いただいた方々、ありがとうございました!
おかげさまで、今年もケガなく「たのしかった」とたくさんの方に言っていただけるお祭りになり、ほんとうになによりだったと思います。子どもたちからも翌週「おまつり、したもんねえー」との声が聞かれ、楽しかった証拠だと感じました。みなさんのおかげです!
今は父母会による「親子会」の準備をはじめていただき、楽しみです。
いつも本当にお世話になりありがとうございます。
さて先月の職員会議では、「あやまること」をテーマに話し合いをしました。
「ごめんね」といえる子に育ってほしい、という気持ちは多くのおとながもっていると思います。でもだからといっておとなが「ごめんね」と言うことを強制していいのだろうか?という問いかけが雑誌『ちいさいなかま』にあったのです。
話し合いの中で
・自分も子どもを育てるあいだ、ごめんなさいを言わせていた
・子どもたちがケンカをしたときに「ごめんね」「いいよ」というやりとりをワンパターンに繰り返しているのは前の職場でよくあった。(言えばいいんでしょ、という感じ)
・気持ちがともなっていなければ意味がないのでは?
などなど意見が出され、考えました。
「ごめんね」もそうなのですが、それだけに限らず「ありがとう」「おはよう」「いただきます」など、どんなあいさつでも「気持ちがともなっていることが大切」なのかな~と感じます。
たとえばこのあいだ見学にきたあるお母さんに、「だめうんち~」といった子がいました。何回かきいても意味がわからなかったそのお母さんは「なんていってるの?」とニコニコしてきいてくれたのです。すると気持ちの通じ合いがうまれ、あははははは、とうれしそうな子。「こんにちは」とおりこうさんに言ったとき以上に、なごやかな雰囲気が生まれていました。また一緒にいた方が「この時期はうんちとかおしっことか、言いたい時期よね~」と言葉を添えてくださり、わかってもらってさらにうれしそうな子どもたちでした。
こんなとき「だめうんちじゃなくてこんにちはでしょ。こ、ん、に、ち、は」なんていわれたら、せっかく楽しい雰囲気が台無しになってしまうかも。子どもたちはなんて言うべきかは、ちゃんとわかっているのです。でもわざわざおかしなことを言っているから楽しいんですよね。子どもはそこをわかってくれる相手かどうかをみている、ということもあり、形だけの「こんにちは」よりも意味が深いあいさつだといえるかもしれません。
ところがそうなると、心配になるのはおとなの方…。「いつまでもそんなことでは、どこへ行ってもこんにちはと言わなくなるのではないか」なんて思ってしまう人も多いと思います、が、そんなことはありません。
おとなを含め、周りの人とのかかわりを楽しんで育った子は、自分で考えて「だめうんちははずかしいからこんにちはにしておこう」と考え直すことができるようになりますのでそこは子どもの育ちを信頼してほしいと思います。
バンビ保育室として確認したのは
① 例えばお友だちを叩いたからといってあやまらせることはしない。
「なんで叩きたくなったか」を聞いたり代弁して、お友だちに伝える。
② たまたま走ってきてぶつかってしまったときなど、やろうと思ってやったわけではないときは「ごめんね、だったね」と何と言えばいいのか伝える。
③ 「ごめんね」の気持ちを表わそうとしているときは言葉でいえなくてもいい。
④ おとなが普段から自然に「ごめんね」「ありがとう」といっていれば、それを聞いて言えるようになる。
ということです。
本当にそうかなあ。心配だなあ。しつけが甘すぎるんじゃないの?
などなどいろんなご意見があるかもしれません。
感じたことを伝えていただければうれしいですので、ぜひお気軽に声を掛けてくださいね!
子どもたちの育ちを一緒に考えていけるよう、これからもがんばっていきます。
これからより涼しくなって、子どもたちにとってはちょうど良い時期になりますね。
たくさん外遊びを楽しんでいきたいです!
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