8月 バンビだより
異常、異常といわれた今年の7月。おかげさまでバンビの子どもたちは時折エアコンも利用しながら元気に過ごしています。エアコンを「絶対につけない」というよりは、その時その時の状況に合わせて、また情報を的確に入れて、みんなで相談しながらしなやかに判断していくことが「生きる力」だと感じています。硬い木は、大きな力が加わると折れてしまいますが、竹はしなやかにたわみ、力を逃すことで折れずに立ち続けることができますね。そんな竹のようなこころを持っていたいと思っています。
さて、7/6に行われた納涼会には多くの方に参加していただきました。こういう機会を持つ度に「もっと話したいな~」「もっと遊びたいな~」と後ろ髪を引かれますが、今回もやっぱりまた集まりたいなあと思いました。「楽しかった」「バンビがますます好きになりました」などなど連絡帳に感想を書いてくださった方もいて、嬉しかったです。
保護者の皆さんがバンビで楽しく過ごすと、子どもたちものびのびしますね。皆さんの差し入れや盛り上げなど、ご協力でいい会にしていただきました。ありがとうございました。
バンビに在籍する子の半分くらいは「イヤイヤ期」といわれる時期まっただ中です。大体1歳半くらいから、なんでもいや、だめ、しなーい、うわーん、きらい!のオンパレード!実習に来た方たちも「子どもに『いや』と言われるとどうしたらいいかわからない。時期なのでしょうけど…」と口を揃えて言っていました。そんなとき「気持ちが言えないままでいるより、『いや』でもいいから言えることの大切さを認めているんですよ」と伝えています。
ある日は寝る時間になってもまだ遊びたい3人組が、布団の部屋に向かわずにいました。
寝るとか寝ないとか口に出すととたんに距離を置かれてしまうと思い、そこには全く触れずに「とんとんひげじいさん(手遊びの名前)する?」ときいてみたところ、以前したのを覚えていて「する!」とのってくる素直な3人。そこで普通バージョンと速いバージョンの2回、手遊びをしっかり楽しみ「起きたらまたしようね、おやすみ~」というと、次から次へ自分から布団に向かうのでした。
やはり、おとなが言いたいことを控えて先に子どもたちのしたいことを優先することで、こころが満たされ、他の人の言うことにも耳を傾けられるようになるんだなあと思います。だからイヤイヤ期とは言い換えれば「きいて。わかって。一人前に認めて期」なのかな~と感じています。
なんで泣いているのか理由がわからないときもあるかもしれませんが、そんなときもおとなの「わかりたい。おしえて」という気持ちは通じます。一生懸命子どものこころの声を聴くおとなでありたいなあと思いました。保護者のみなさんにとってはさらに悩みが深い時期だとおもいますので、よろしければまたゆっくりお話をきかせてくださいね。
暑い夏を、元気に乗り切れますように!
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