12月 バンビだより
暖かい11月でした。親子会では長期間の準備から、当日の片付まで、みなさんのご協力とご参加ありがとうございました。子どもたちがうれしそうにしているとおとなは幸せですね。係のみなさんにはいろいろ工夫をこらしていただき、本当にお世話になりました。
ようやく落ち葉が増えてきて「まっかだな~」の歌詞が似合う景色になってきています。12月初めの行事は拡大懇談会。お出かけ日和の土曜の午前中に集まっていただきました。バンビ現役の方はもちろん、OB、仲間の保育室の職員、認可保育園の職員、お友だち、地域の方など様々なつながりの方に参加してもらえてよかったなあと思っています。
そこで映画『蘇れ 生命の力~小児科医 真弓定夫~』をみた方の感想を一部ご紹介します。
「この映画を見れてよかったです。子どもの体温の低さは気になっていたので、ひらがなの食べ物をできるところから取り入れていきたいです。あとは、なるべく口をださずに見守って、というのをがんばりたいです。ついつい口をだしたくなってしまうので…」
「人の生きる力の大切さ!!を学び知ることができた。もっともっと知りたいと思いました。映像に出てきた麦っ子畑保育園の保育も調べて自分の保育に活かしていきたいと思いました。今、お預かりさせていただいているお子さんの為にも、勉強していきたい。」
うれしいお言葉をありがとうございました。いままでよい環境を子どもたちに、とがんばってくださった先輩たちの活動を励みに、私たちもより一層がんばっていきたいと思いました。
この映画の主人公、真弓定夫先生は、いろんな名言を語られています。
その中から少し紹介させてくださいね。
「子どもを大きく育ててはいけない」
山梨県棡原村で長寿の研究をしていた古守豊甫さんも「小柄な人が長生き」と言われています。人工栄養をはじめとする動物性脂質のとりすぎが、近い将来子どもの短命化を招くのでは…。と真弓先生は危惧されています。
災害時に緊急に避難をした場合、一番生き延びるのは?(水、食料はごく少量という前提で)
① 水だけ持っている
② 食べ物だけ持っている
③ 水と食べ物を持っている
④ 着のみ着のまま
③のように思えますがこたえは①です。次が④、③、②の順に生きる確率が高まります。
食べ物を口にしてしまうと、消化吸収排泄のために体の中の水が使われてしまうからです。
だから「子どもの主食は水といっても過言でない」
「鼻たらしは達者」
外でたくさん遊ぶような元気な子どもは鼻水が多く出るということ。あまり外に出ない子は鼻水すら出なくなっている。 鼻づまり、低体温、便秘、のように体にこもってしまう症状こそ医者にかかる必要がある。
参照:『自然流育児のすすめ』 真弓定夫著 地湧社
映画にはたくさんの子どもたちがでてきます。その姿は、そのままバンビの子どもたちに重なってみえました。
懇談会の前日のことです。
公園の崖に上った子が、おりられないといって泣いていました。目の前には大人がいましたがその子と周りの子の生きる力を引き出すために、手を出さないように頼んでありました。
泣き続ける友だちをみて、Aちゃんがまず隣にきました。続いてBちゃんが優しく手を差し出しますが、泣いているその子は「たすけてほしいわけじゃない」というように拒否します。プライドもあったのでしょうか?崖の下ではCちゃんもそっと近づいて心配しています。
2分が経ちました。先に行くAちゃんBちゃんをみて「そっちにいけばいいんだ」と気づき、とうとう泣き止んでさらに上へと進んで、ぐるっとまわって下におりてきました。そしてひとこと
「おりた」
と。よかったね、がんばったね、おりられたね。こころからほめたのはいうまでもありません。
たくましく育っていく子どもたちに毎日感動をもらっています。寒い冬も楽しく乗り切ろうね。
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