2月 バンビだより
いよいよ暦上は、豆まきを終えた2月4日から「春」を迎え、子どもたちもまた一つ大きな成長をとげる季節が近づいてきました。暦の上で春とはいっても、実際の所は1年で一番寒い時期でもありますよね。1月下旬には散歩中に霜柱も発見し、音を聞いたり触ったり、解けてどろどろになった土で遊んだりしてきました。
また、伝承遊びのコマまわしも一緒に楽しんでみました。実はおとなになってからコマまわしを練習したので腕はまったくないのですが、いかにもできるかのように紐を巻きつける姿をみて子どもたちの期待の目はキラキラ!「ふみ先生できるんじゃない?!」と励ましてくれる子もいます。緊張の1回目。ポーンと跳ねてあさっての方向へ行ってしまったコマ…。「あ~あ」と子どもたち。
もっと慎重に紐をまきつけて2回目。ごろんと転がったけど立ち直り、くるくると回り始めた!!わたし自身が一番喜んでしまいました。
成功したところをみて「Aくんもやりた~い」「Bちゃんも~」とぞくぞく声がでてきて、あとは子どもたちに「やってごらん」とコマを渡してみました。もちろん紐の巻き方もわからないまま、とにかく巻いてる風にして転がしてみる1歳児さん。「できたあ!」というので「できたねえ」と応じます。
それではころがってるだけでしょ。と、口にはださないものの納得はできない2歳児さんは、自分では難しいとわかっているのかおとなに紐を巻いてもらいたい様子。でもそこからコマ回しの試練は始まると思うので、あえて手伝いません。紐を巻くことができるようになる年をあこがれて待つことも、成長のための要素だと思っています。わたしも練習するから一緒にがんばろうね!さあうまくまわせるのは何年先かな?
2月の初めのタイミングで「認可園入園」の結果もわかってきます。みなさんの希望ができるかぎりかなうといいなと思っています。
あわせて今までの一年を総括していく時期にもなります。2月25日には懇談会を開き、みんなの成長ぶりをみんなで確認し合いたいと思いますので、ぜひご参加くださいね。また職員も毎年楽しみに作成している「文集」の準備もしていきます。お忙しいとは思いますがこちらもご協力よろしくお願いします。
<日本の文化をご紹介 ~保存食~>
寒い冬はなかなか生の野菜を採ることができないため、昔からさまざまな方法で野菜を保存して冬を乗り越えてきました。
切り干し大根
お店で買っていることが多いと思いますが、実は家庭でもいつでも作れるのだそうです。でも旬で大根が甘く、空気が乾燥しているこの時期が一番成功するようです。きちんと作れば一年位保存がきくそうですよ。
大根を余らせてしまいそうなときにチャレンジしてみたいですね。
切り干し大根をぬるま湯でふやかしたあと、出汁(だし)を捨ててしまう方も多いかもしれませんが、その出汁を一緒に入れて煮るとより一層おいしくなります。
また有機栽培や無農薬の大根を使った切り干し大根なら、ゆっくり煮出して「切り干し大根茶」にすると体がほぐれるおいしさです。
干し芋
同じく家庭で干し芋も作れます。干し芋は食べる前にちょっとトースターであたためるとよりおいしいです。
どちらもカビが生えないように、晴天が続く日をねらって始めるといいようですよ。
大根、サツマイモ以外にもお餅やニンジン、カボチャなど干しておいしく長持ちさせられるものはたくさんあります。いろいろ試しながら作ってみたいですね!
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