6月 バンビだより
5月は、夏のように暑いと思ったら10℃近く下がって…と、おとなでも参ってしまいそうな気温差でした。でも風通しのよいバンビの部屋は、まだまだ涼しくてここちよいです。散歩でも公園で泥遊びをしたりして暑いなりの楽しい過ごし方を満喫してきたので、夏がますます楽しみな子どもたちだと思います。
さて先日おこなわれた「懇談会」には、お忙しい中、多くの方に参加していただきありがとうございました。子どもたちがこころも体も元気に育つよう、さまざまな考えや理論に基づいて保育をしていることが伝わっていたらうれしいです。
そして、バンビの保護者のみなさんが率先して役員や係になってくださることに「感動した」という感想を寄せてくれた方がいました。本当に感動です。舞台裏では「副会長ならやってもいいですよ」と前もって声をかけてくれた方もいたんですよ!さらに感動です。いつもお世話になり、本当にありがとうございます。
保護者の方たちが元気な園は、子どもたちも元気です。わいわい楽しくバンビ生活を送りましょうね!
法人からのお手紙でお知らせした通り、バンビ保育室は、5/30に書類の締め切り、6月中旬に実地調査、6月下旬にヒアリングという過程で「適格性審査」をうけます。
この原稿を書いている日は、「適格性審査」の書類作りの真っ最中です。
改めて「どのような保育をしてきたか」「これからどのような保育をしていくか」を書類にまとめる作業のなかで、夢がどんどんふくらんでいます。7月に結果がでた際にはみんなでおいわい?!したいですね。できるようにがんばります!
さて懇談会でも「世田谷区保育室連絡協議会=世保連」について説明をしましたが、参加していない方もいたのでもう一度お伝えします。
もう50年近く前のこと。子どもを出産したあと、すぐに仕事に復帰したい保護者が保育園をさがしていました。認可保育園や公立保育園では「0歳児保育」すら行っていないところばかりで、産休明け保育となるとさらに厳しい状況。そこで自宅を開放したり小さな場所を借りて「産休明け保育」をする事業者や保護者があらわれました。そうして44年前にバンビ保育室も開園されました。
そしてそのような小さな保育室同士が集まって、45年前、「世田谷区保育室連絡協議会」ができました。それからは苦しい運営を行政に訴え、子ども一人に対して0円だった補助金を数千円、数万円、と少しずつあげてもらえるようにしてきました。その運動の成果がいまにつながっています。
例えば…
・子ども一人への補助金…昨年度の途中から0歳児は14万円を超えました。(まだ認可園のはんぶんです)
・東京都は石原都政時代に保育室を認証保育所へとかえてしまいました。その流れに抵抗し運動して、保育室を残しました。利用者の立場に立った保育料の設定でいられるのは保育室だからこそです。
・保育士等が宿舎に住むと32年度までは家賃が一部補助される「保育士等宿舎借上げ家賃補助制度」に、開始当初は保育室が含まれていなかったのですが、保護者のみなさまの運動のお蔭で含んでいただけました。バンビでも利用している職員がいます。
などなどです。
一つひとつの施設は30人ほどの小さなところですが、そんな施設が集まれば大きな力になるのですね。
今後、この世保連の活動がたくさんありますので、ぜひご参加くださいね。
6月11日(日)11:00~15:00
せほれんバザー(三軒茶屋 ふれあい広場)
7月6日(木)10:00くらいから
福祉保健常任委員会 傍聴(世田谷区役所にて)
10月第1日曜日(予定)
第2回せほれんバザー(場所、時間は6月と一緒)
2018年1月末予定
世保連45周年記念 記念行事
バンビ保育室は一つで成り立っているのではありません。
保育室の仲間たち、認可園の仲間たち、保育施設以外で子育てを考える仲間たちと手をつなぎ合っているから運営ができているのですよね。
これからも仲間とのつながりを大切に、世田谷の子育てをよりよくしていけたらいいなあと思います。
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