9月 バンビだより
8月に入ってから連日雨続きで、仕事も家事もレジャーもなんだかいつもの夏とはちがう雰囲気になった今年でしたね。後半になって、夏休みだった子や体調不良でお休みだった子が少しずつそろってきたと同時に、気候も夏らしさが戻ってきて、ほっとしました。
去年いただいたカブトムシの幼虫が無事成虫へと羽化し、その後卒園児さんからも3匹のカブトムシをいただいて全部で4匹のカブトムシがいるのですが、毎日飼育箱をのぞくほど楽しみに感じている子もいます。
はじめのうちは触れることができなかったのに、そっとオスの角を持てるようになったり。固い背中をなでられるようになったり。夕方にはカブトムシに餌やりもしてきた子どもたちです。
大クラスを中心に、トウモロコシの皮むきを楽しんでもきました。はじめての日には「できない~」と1枚めくるのにも一苦労だったのに、皮の端っこを見つけるこつをつかんですいすいむけるようになった子。調理と連携して何度も機会をつくることで、手先の器用さが増したのはもちろんのこと、「ぼくが、わたしがむいたとうもろこし!」「こんなこともできちゃう!」と自分に自信がもてるようになっていったのではないかと思います。
24日には小クラス(0歳児)から大クラス(2・3歳児)まで一堂にあつまり、年1回恒例となったすいか割りが行われました。まずすいかを室内から外へ運ぼうとしてその重さにびっくり。力を合わせて運んだら、中クラス(1歳児)の子、小クラスの子、と全員が触ってみます。においをかいだり、転がそうとしたり、遠くからながめたり。それぞれに丸いすいかを楽しんだところでいよいよ割っていきます。
すいか割りといっても何をするものなのかぴんと来ない子も多いので、まずは見本でおとながすいかを叩いて見せ、その後子どもたちの番。すりこぎを持ち、ぽくぽくと木魚のようにリズミカルに叩く子や、みんなの前で緊張していたのに、一回叩いたら楽しくなってやめたくなくなる子、「できた!」とばかりに自分で拍手する子もいて、みんなが笑顔になりました。
最後はおとなの手ですいかを割って甘~いすいかをみんなでいただき、夏ならではの楽しい思い出になったのですが、うれしかったのはそれだけではありません。「やってみたい!」「つぎはぼく!(わたし!)」と、一人ひとりが意欲をふくらませて体験できたことが、なによりとてもうれしいことでした。これはおとなとの信頼関係がしっかり築かれてきたことが、土台になっているにちがいありません。
これからも楽しい日々を積み重ねて「あー、きょうもたのしかった!」と振り返ることができるよう工夫していきたいです。
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