3月 バンビだより
とうとう今年度も最後のひと月となりましたね。
2月23日に行われた今年度の振り返りの懇談会に、多くの方に参加していただきました。どのクラスでも1年間のお子さんの成長や、今困ってることをだしあったり、笑いも聞こえてきて、保育係をしながら「楽しい会になっていそう…」と感じました。
やはりわたしたち保育士が「ああでもない」「こうでもない」と伝えても、なかなか実感として子育てに生かせないこともあると思います。でも同世代の子どもたちの子育て中の仲間であるお父さん、お母さん同士の話は「わかる、わかる~」「うちもそうなのよね~」など共感することが多いと思うのです。どこのうちでも同じような悩みがあるんだなあ、うちだけじゃないんだなあ、ということをわかってもらえるだけでも懇談会をした甲斐があります!
お忙しい中参加していただきありがとうございました。
思い返せば今年度は異年齢の関わりも多くもてた年になりました。今年、わたしが感心したことです。あるとき2歳児さんが、見えないところで泣いている0歳児さんの声をきいて「〇〇ちゃんがないてるよ。『ミルクほし~い』っていってるんじゃない」とわたしに伝えました。実際にどうなのかはわからなかったけど「そうだね、そうかもしれないね」と話をしました。
毎日一緒にいる保育士は、泣き声で誰が泣いているのかわかりますが、2歳児さんも同じように泣き声を聞き分けて把握しているんですね。(しかも他のクラスなのに!)そのうえ、泣き声には意味があるということを知っていて「こういう思いなのでは?」と想像できるってすごいですよね!
一部のおとなのなかでは「泣き声は騒音だ」などという意見もあるようですが、バンビの子どもたちの方がよほど人間力豊かに育っていると感じます。すばらしいバンビっ子に育ったね。
折に触れ言っていることですが、子どもは自分の力で育っています。おとなが教えて育てているのではありません。だから、こんなに素敵に育ったのは子どもたち自身の力なのですね。
年々「子どもの力を信じて見守る保育」を少しずつ深めているところですが、その成果として子どもたちのすごさがどんどん見えてきているような気がします。保育って楽しいです。
3月で卒園のお友だちは、寂しいけど、でもその持っている力を発揮してどこでも楽しく過ごせると思います。わたしは、みんなを信じています。これからもバンビ保育室に遊びに来て、大きくなった姿を見せてね。
4月からまた一緒に過ごすお友だちは、4月からもさらに自分らしく、のびのび過ごせると思います。楽しみだね!
みなさま本当に1年間ご支援、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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