6月 バンビだより
観測史上初の暑い5月となりました。バンビ保育室では例年、夏の間もできるだけエアコンを使わず、暑さを感じて過ごすようにしています。が、この時期の30度越えは、暑さになれない体にはやはり厳しかったですね。熱中症にかかりやすいのは暑くなり始めたころといいますから、水分を15分ごとに摂ったりして様子をしっかり観察するようにしました。子どもはおとなよりも体内の水分量の割合が多いので、汗やよだれで水分が少し減るだけで喉が渇きます。「さっき飲んだでしょ」と言わず、欲しがったら飲ませていきたいと思っています。
毎年、5月の連休をすぎると、いよいよ子どもたちもおとなたちもバンビでの生活の波に乗ってきて、「充実してきたなあ」という気持ちになります。
今年もさっそく地域の認可保育園との交流や、1歳児さんはお花、2、3歳児さんは野菜の買い物も経験。次の日にはきりんぐみさんが、買ってきたグリーンピースのさやをむきました。クラスの様子にも書いてあるように、子どもたち自身でどうしたらさやがむけるのかを考えて取り組むことができました。
次の週には野菜と花の苗の植え付けの体験と、充実、充実、大充実です!
5月11日、わたしは「いただきます」という映画を観てきました。福岡の「高取保育園」と神奈川・座間の「麦っ子畑保育園」を舞台にした、ドキュメンタリー映画です。
圧巻でした。
どちらの保育園もお米とお味噌汁を大切にしていて、和食の食事を徹底しています。だから子どもたちに落ち着きがあるし、粘り強いし、体が丈夫なのだそうです。
バンビ保育室のブログに載せた記事を転載させていただきますと…
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土曜日の保育を職員に代わってもらい「いただきます」という映画を観てきました。
玄米とおみそ汁を大事にしている保育園のお話。
昨年度の拡大懇談会で映画『蘇れ 生命の力〜小児科医真弓定夫〜』を上映しましたが、その中に出てくる麦っ子畑保育園も登場するのです。
「自分の食べ物は自分でつくる」
という方針で味噌を毎月仕込む5歳児さん。
「薄着で」
とおとなに言われなくても気温2度の中、半袖・短パン・裸足で園庭を走りまわる子どもたち。
「命をいただく」
という意味を理解して、正座でごはんをいただく姿。
そしてそれらを支えるおとなたちは、凛とされて、本当にあこがれます。
映画には専門家のお話もはいっていて、日本人は日本の環境にあう食事を奈良時代から食べてきたので「遺伝子レベルで」そういう体が作られているのだということが、数年前にわかったそうです。
また映画の後の監督のお話では、欧米ではガンにかかる人が減っているのに、日本で増えているという統計について、日本でまったく報道されないと。
なぜ欧米がガン患者数を減らしているかというと、食の研究が進み「ノー シュガー、ノー ミート、ノー グルテン、ノー ミルク」の考えが広まっているからとのこと。
これはつまり日本の伝統食で、伝統的な和食は人類にとってもいいものだとわかってきたということだそうです。
その証拠にガンを防ぐと言われる食品を世界中で調べたところ、1位が日本の味噌、2位がインドの…なんとか(忘れました…!)3位が日本の納豆だったそうです。
ああ、和食ってありがたい!
それを伝えてくださる保育関係者のみなさん、ありがとうございます!
映画にしてくださった監督、素晴らしいお仕事ありがとうございます!
プロデュースは、テレビでも紹介された「はなちゃんのみそ汁」のはなちゃんのパパ、安武信吾さんなんですね。
いい映画と演奏会に出合えてよかった!
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バンビ保育室の食事がどれだけ健康にいいか、改めて確認できましたし、子どもたちが自分で自分の食事を整える、ということの大切さをより一層強く感じ、今回のピーマンとトマトの栽培もとてもいい経験になるのではと思いました。
今後2歳児さんは旬の野菜に触れる機会を毎月もっていく予定ですし、1歳児さんもできるお手伝いはいっぱいありますので、いろいろ企画して楽しく経験していきたいと思います。ご家庭でもぜひどうぞ!
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