7月 バンビだより

5月は暑かったものの、からっとしていました。6月に入り、さすがにじめじめしてきて「高温多湿」の日本の夏に近づいているなあと感じます。

6月には父母会から会費の集金や、役割分担のお手紙を出していただきありがとうございました。みなさんからの水代の寄付も、会計のSさんを通じて受け取りました。ご協力本当にありがとうございます。

先日は9:30ころに震度4の地震が起き、ひとりの方から「だいじょうぶでした?」と電話をいただきました。子どもと活動していたわたしは地震に気づくことなくわいわいしていたので、教えていただいてありがたかったです。そのときはおかげさまで物が落ちるなどということもなく、いつも通りすごしましたが、なにかあったときにこんな風に気にかけてくれる保護者の方がいることは、バンビ保育室の特長であり、しあわせなことだと思っています。7月6日は納涼会ですから、一緒に楽しみましょう!


今年度はまた新しい保育の試みを始めています。他園との定期的な保育交流です。

上町児童館のそばに4月に開園した「上町しぜんの国保育園」に、交流をお願いしに行ったのは3月のことでした。アポもとらずに突撃訪問したわたしの急なお願いにもかかわらず、施設長の青山さんが「いいですよ~」とあっさりこたえてくれて、その懐の広さに感激!

5月には「〇たんと☆たん(3月に卒園してしぜんの国保育園に入ったお友だち)、いるかなあ」なんて外からのぞいていたら、職員の方が「はいってはいって」と招き入れてくれてまたまた急遽、交流に。「クラス」というものがなく「○○さんち」というゆる~いくくりで生活している子どもたちは、園舎内、園庭、どこにでも自由に行けます。そんなリラックスできる雰囲気に、バンビ保育室の子どもたちもさっそく靴をぬいで裸足で土を踏んだり、坂道を駆けたり、じっと観察したりと思い思いに過ごすのでした。

6月17日には3歳児の◇ちゃんが代表で(!)交流へ。はじめこそ緊張していたものの、卒園児の〇たんたちのサポートもあり、園内をどんどん見て回って、お人形のおんぶひもをブラーンとしてみたり、園庭にも出てみたり…。お土産の折り紙を持って帰ってきたときの◇ちゃんの満面の笑みはわたしも忘れられない思い出になりました。

今後、きりんぐみから少しずつ交流する子を増やしていきたいと思っています。ぱんださん(1歳児)、ひよこさん(0歳児)も体験できたらいいですね。そして地域ぐるみのお付き合いになっていったら楽しいだろうな~。


最近いろいろなところで「子育てはひとりでするものではない、地域・社会の中で子どもは育つのだ」という説を目にすることが増えてきました。ちょっとずつちょっとずつ、世の中のおとなが「子どもの育ち」を考え直してくれているような気になります。

わたし自身は、地域は地域でも「子どもは子どもの中でこそ育つ」と考えています。「子育ての大誤解―子どもの性格を決定するものは何か―」ジュディス・リッチ・ハリス (石田理恵 訳、早川書房、2000)は、「家庭の子育てよりも大切なのは、子ども集団」だということを科学的に論じているそうです。ご興味がありましたらぜひ読んでみてくださいね!

バンビ保育室

世田谷区の保育園、保育所、保育室。東京都世田谷区世田谷にあるバンビ保育室です。 産休明け0歳児~2歳児の保育を行っています。

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