7月 バンビだより
毎朝「今日はふるかな?」と空を見上げ、少しでも雨が上がれば外へ出る日々です。外で遊べない子どもたちにとって雨はやっかいなものかもしれませんが、降るべきときに降らないと生き物にとって困るのも現実…。雨がたくさん降って、夏に思う存分プール遊びができるといいなと思っています。
0歳児の離乳食とミルクが終わって自由に遊ぶ12:00過ぎ頃は、2歳児クラスとのふれあいの時間でもあります。その日も同じ部屋で0、2歳が遊んでいたのですが、その中で2歳児のAちゃんがブロックを色ごとにつなげてそれを並べる、という遊びに熱中していました。ふと見るとその目の前で、7ヶ月になるBちゃんがAちゃんの手元をじ〜っと見つめています。まだお座りをしないBちゃんは、腹ばいのまま、首をもたげてAちゃんの手の動きを追っています。おもしろいのは、Aちゃんは見られていることに気づいていないのか、自分の遊びの世界に入り込んで黙々と遊んでいるだけで特に「Bちゃん見ててね」とアピールしているわけではないのに、Bちゃんはいつまででも真顔で見つめ続けるのです。Aちゃんの自然な姿そのものが興味をひいたのでしょうね。
「子どもは子どもの中でこそ育つ」と常日頃から感じていますが、その場面もまさにそんなことを強く感じる場面でした。それから1週間もたたないうちにBちゃんはお座りをするようになったんです。きっと「あんなふうにあそびたいなあ」って、強く強く思っていたのでしょう。いまではお座りの時に床についている手を、ときどき離してみてはバランスをとることをがんばってます!!母子手帳などには「6か月になったらお座りができる いいえ はい」という項目がありますよね。でも自分で腹ばいからお座りの姿勢になれるようになるまでは座らせず、自分の力で座れるようになることがとても大事だと考えています。「〇ヶ月だから~できる」ということだけでなく「どんな過程でできるようになったのか」を大切に考えていきたいです。
日本の文化をご紹介~あせもを防ぐ~
これから本格的に暑くなると、汗をかき、放っておくと「あせも」になることもありますね。あせも自体はうつるものでもないですけど、ひっかいて「とびひ」になると感染力が強くやっかいですし、やっぱりかゆいので不快なものです。このあせもを防ぐには朝、寝起きにシャワーを浴びると効果的です。でももっと気軽にできるのが「桃の葉」のスプレーなのです。
・桃の葉を乾燥させてお茶のようにしたもの(薬局などで手に入ります)を濃いめに煮出し原液をつくります。
・冷ました原液は2ℓのペットボトルなどにいれて冷蔵庫で保存します。(1シーズンもちますが防腐剤が入っていないので様子をみてつかってください)
・別の容器(500mlペットボトルなど)に原液を少し入れ、水で薄めてスプレーします。こちらは1日で使い切るようにします。
スプレーするとスース―して気持ちがよく、蚊に刺されたあとのかゆみにも効きます。あまりの気持ちよさに、スプレーの容器を置いておくと2歳児の子どもたちでも自分でスプレーしようとするほどです。お風呂に原液をいれて「桃の葉風呂」にしたり、シャワーのあとにスプレーしたりするのもあせも予防にいいですよ。クーラーで汗をかかないより、しっかり汗をかいてから汗を流す方が健康的!ぜひおためしあれ。
参考文献『日本の知恵ぐすりを暮らしに』東邦出版 他
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