3月 バンビだより

とうとう3月ですね。

2月2日には赤オニさんが来てくれ、泣き声の大合唱に!

オニが進むとその動きを凝視しながら職員にしっかりつかまる子。もう見るのもいや、といわんばかりに顔を押し付けて泣いている子。「みんなをまもるね」と言っていたけど本番では豆を投げるどころではなく、ひたすら涙、の子。

施設長であるわたしが子どもたちを助けるのかと思いきや、オニに「だっこしてください」と引き渡す場面では、多くの子どもたちが「え?ふみせんせいはオニのなかまなの?」というような疑惑の視線を送るので、ちょっと申し訳ない気もしました。

「どうしたらオニはかえってくれるの?」「もうまめなげたのに…まだいるよお」という雰囲気になったところで最後に「オニに豆をぶつけてくれる人~」ときいたら、そっと手を差し出して豆を受け取ったのは1歳児さんのTちゃん。そしてオニに向かってえいやっとばかりに思い切り投げた!

とうとうオニは逃げていったのでした。

「これで寒さオニとか病気オニとか、追い払ったね。もうこないよ。みんな元気に過ごせるね」と話すと、うんうんとうなづく子どもたち…。よかったよかった。ありがとうTちゃん!

人生楽しいことばかりだけでなく、こわいこと、つらいことだってありますけれど、そんなときにみんなで力を合わせれば乗り越えられることは多い、と感じられたらいいなあと思った豆まきでした。

2年続けてお世話になったUさん、ありがとうございました。


2/25には、バンビ保育室が加盟している「世田谷区保育室連絡協議会」の45周年記念行事がおこなわれました。参加してくださったみなさん、いかがでしたか?

わたしが生まれる前からある「世保連」。ずっと、保護者と一緒に、子どもと保護

者に寄り添って保育をしてきた「世保連」。考えると本当にすごいことだと思います。

この世保連では去年の夏、要望書をつくり世田谷区に提出をするという運動をしました。各施設の保護者代表に署名をお願いし、バンビは父母会会長のOさんに署名をしていただきました。要望の内容は、認可保育園や認証保育所にはついている「キャリアアップ補助金」が、保育室にはつかないことなどが理由で、運営のための補助金が認可の2/3でしかないということ。認可園への移行にかかる費用を考えると、補助金をさらにアップしてほしいということでした。

なにより、認可にはいったAちゃんと認可外の保育室にはいったBちゃんでお金のかけ方が違うということは、子どもに対する差別でもあると思うのです。

この要望書をもって区議会の各会派のみなさんに訴えにいくと、それは大変と理解してくださり、半年が過ぎたこの2月、補助金がアップすることが区から伝えられました。

これでバンビの職員の処遇をあげることができ、職員たちも喜んでいます。

ありがとうございました!

やはり保護者のみなさんの力が大きなポイントとなりました。いま、父母会のなかで3月の卒園・進級式後に「お楽しみ会」を計画してくださっていますが、さまざまなチャレンジや試みをしてくださっているようで、うれしくて涙がでます。

子どもたちだけでなく、おとなも自分を発揮して成長できる。そんな施設が今後少子化のなかでも生き残っていく施設だと思います。バンビ保育室は3年後に認可園となって生まれ変わりますが、この考えはしっかり引き継いでいきたいと思っています。

今年も大きな事故もなく、楽しく過ごしてこられたのは、保護者のみなさんのご協力と、子どもたちの笑顔のおかげです。

1年間ありがとうございました。

バンビ保育室

世田谷区の保育園、保育所、保育室。東京都世田谷区世田谷にあるバンビ保育室です。 産休明け0歳児~2歳児の保育を行っています。

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