1月 バンビだより
2020年明けましておめでとうございます。
バンビ保育室の休み中もお仕事だった方、本当にお疲れ様です。そして
ありがとうございます。医療、交通、郵便、飲食、一部のコンビニなどなど、年末年始に休まないのが当たり前になっている職業の方には感謝しかありません。また、年末だろうが年始だろうが休みがないのは子育ても同じですね。本当に毎日お疲れ様です。
休みのない保護者のみなさんと共感しあって、今年も一緒に子育てをしていきたいと思います。
年末に保護者の有志で行われた忘年会では、「休みの日もバンビに行きたがって…」といううれしい声をたくさん聞きました。それこそわたしが求めたい保育なのです。
おとなが口をだしてはつまらなくなってしまう、子どもの社会。バンビに行けば〇ちゃんも、◇ちゃんもいる!と楽しみに思える保育園。自分こそが生活の主人公だと感じられる人生。
いまでは学校でもそのような取り組みをするところが増えてきて、校則や試験がない学校が度々話題になるようになりました。社会全体が少しずつ変わってきている手ごたえを感じています。
ある日の朝のことです。きりんぐみのAちゃんがバンビに来るなり「なあに、これ?」と興味をもったものがありました。玄関の上の屋根を出すのに使う、くるくる回す棒をわたしがしまおうとしていて気になったようです。はじめはその棒についている動く板を触っては喜んでいたAちゃんでしたが、そのうち「これどうやるの?」「こっちにしたらまわるかな」といろんな動きを試してみていました。その間、30分。棒1本に30分も熱中できるなんて、すばらしい!Aちゃんは充分に遊びきって、自然とお友だちの元へと旅立っていきました。その背中は満足感であふれ足はステップを踏むように軽やかで「あー、たのしかった!」とふきだしに書いてあるようでした。
もしわたしが手をたずさえて「こうやって回してね…」と教えていたら、あっという間にやり方はわかるかもしれません。でもそのとき、ここまでの達成感が生まれるかな?と思うのです。自分で試行錯誤したからこその達成感は、次の意欲とやり抜く力を生むものなのではないかと思っています。
でも家庭でこのような体験をさせようと思ったら大変です。おとなが多い社会になってしまっているから。保育園という子どもがいっぱいの環境だからこそできることがある!と思って、今年もまた楽しんで成長していきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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