8月 バンビだより
長い長い自粛生活のあとの長い長い梅雨となりました。子どもたちの思いはプレーパークに遊びにきていた小学生のつぶやき「一番ヒマな時代に生まれちゃったー」(はらっぱだより133号)に表されているように感じます。ごめんね、子どもたち。
でも少しさかのぼると、戦時中はさらに厳しい生活だっただろうし、いまでも世界には自分の故郷を追われて過ごしている子どもたちがたくさんいます。日本でも、今回の水害にあった方々はどんな辛い暮らしだろうかと考えてしまいます。つらいときこそ助け合い!というわけで「九州熊本豪雨」への支援金のご協力をありがとうございました。現時点で合計 53,000円の寄付をいただきました。さっそく8月初めに取りまとめて、送金します。まだ支援金は集めていきますので引き続きよろしくお願いします。
世田谷区では新型コロナウィルスの影響を受けて「新しい生活様式と保育の質検討プロジェクトチーム」という検討委員会を立ち上げました。(私立認可園、区立園、子ども園、幼稚園、認証保育所、保育室等の代表と世田谷区の職員20名ほどで構成されたメンバーです)わたしもその一員として意見を届ける機会をいただいています。プロジェクトチームの目的はコロナ禍での保育のあり方のガイドラインの作成です。今の課題は①新しい生活様式にしたからといって完全に感染が防げているわけではないということ、②愛着や成長の根っこを育てる大切な時期である子どもの特質をどう考え、活動と感染予防のバランスをどうとっていくか、ということだと思います。また参加委員も共通して感じていることは「それぞれの施設、それぞれの家庭、それぞれの子どもの事情や環境があるのだから、それを抜きにしてガイドラインを一律に決めることはできない」ということです。
それではなにが大切なのか、というと「病気の根本の原因(ストレス、化学物質や農薬、添加物など)を減らす」「ウィルス感染症にかかったとしてもひどくならないための免疫力をつける」だと思っています。いまはマスクや消毒液がいきわたっている状況ですけど、もし大きな地震がきたら?火山が噴火したら?(確率が高いといわれています)原子力施設が爆発とか起こしたら?(川崎に施設があります)台風がきて大きな水害が起きたら?消耗品が手に入らないことも想定しなければなりません。それでも感染のリスクを低くできるのは「免疫力」ではないでしょうか。
バンビ保育室の保育は、身体に備わった力を伸ばす保育です。どんな状況でも力強く生きていける子どもたちが育っていると思います。
それに加え先月末に、保坂区長が「世田谷区のエッセンシャルワーカーのPCR検査に力をいれる」とメディアに発表しました。おとなが手をつなぎ、できることを一つ一つ行って、なんとか今の子どもたちに「ヒマ」と言わせない楽しい社会をつくっていきたいです。
うきうきできない夏休みになるかたも多いかもしれませんが、家庭のお風呂で真水を使って遊んだりすればそれだけで子どもたちはうれしいです。小さな楽しみを見つけていきましょう!
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